FunCity/妄想族

fjin00020学校の友人が話してくれた「目隠し村」という話。次から次へと若い男子ばかり消えていき、その後、どうなったのか誰もしらない。この噂話…は今でも続いているそう…。そうです、誰にも言えないんだけど、僕が今、住まわしてもらっている家（村）こそがその目隠し村の末裔。昔ほど派手に活動はしていないが、結束力は強く教えを信じるもの同士がひっそりと肩を寄せ合って暮らしている。僕は少し違和感を感じながらも、家長である村長から僕自身の儀式の話になった。ここからは7日7晩、射精をせずに過ごすこと。ひどく単純で簡単だと思った。世話人のちとせさんもいることだし…。しかし、その彼女こそが…

fjin00050旦那の実家に住むようになって5年。この家の家長は、旦那ではなくずっと住み続けていた義姉、里枝子。私は知っている。旦那が私ではなくずっと義姉に心惹かれていることを…。それも異常なまでに崇拝し、まるで赤ん坊のように甘えられる唯一の存在であることを…。でも、私には言えない。どんなに異常な状況だって私にはこの場所しかないのですから…。お義姉さん、私、本当は全部知ってるんですよ。うふふ